outlet
「放出品、はけ口」の意で、アメリカで始まったメーカー直営型の安売り店をアウトレット・ストアといい、こうしたアウトレット・ストアを集積した商業施設をアウトレット・モールとよぶ。おもにシーズンおくれの残品やB級品とよばれるきず物の廉価販売を行うため、従来ルートとの競合を避け郊外に開設されることが多い。一方、小売業が手がける在庫処分店もあり、これはリテール・アウトレットとよばれる。いずれもアメリカでは古くからある販売形態だが、1980年代以降飛躍的に成長した。アウトレット・ビジネスは日本では90年代型ビジネスの一手法として注目され、98年にオープンした「横浜ベイサイドマリーナ ショップス&レストランツ」のように50店舗ものアウトレット・ショップが入り、ワゴン販売や飲食店の併設などでアミューズ性を高めたりしたさまざまな形態のアウトレット・モールの開業が盛んになっている。