アメリカ産業革命

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アメリカ産業革命 †

 アメリカの産業革命の端初は,ピアード夫妻の説によると,フルトンの蒸気船がハドソン河をさかのぼった1807年にあるといわれる。同年の出港停止令以降、特に,第二次米英戦争(1812〜14年)期には,その動きが一層顕著にあらわれている。

例えば,ニューイングランド地方(大西洋岸北部)では,木綿工場は1807年に4つにすぎなかった。それが1812年には17,1814年には実に25もの工場が新設され,1815年には繊維工場労働者は10万人を越えた。この事実から,木綿工業の分野で産業革命が始まったものと准測できる。

 そしてまた,この革命の終息は,よくいわれるように,鉄道,運輸の部門にあらわれる。レール生産を例にとると,1850年代前半,レールの輸入量は自国の生産高を上回っていた。しかし,50年代後半には逆転した。この契機となったのは,三段高圧圧延機の発明やヒーウィッドの圧延機改良である。これらの発明や改良による生産の増大が,1857年の過剰生産恐慌の原因になった。その意味で57年恐慌や南北戦争(1861〜65年)は,産業革命を経て産業資本が国内単一市場を支配する物的生産力を持ったことの現れであった。言いかえれば,産業革命終息の経済的表現であったのである。






2007-03-10 (土) 21:30:10 (3934d)