イギリス産業革命

「イギリス産業革命」についてのメモ。イギリス産業革命とは…
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産業革命

イギリス産業革命 †

  • イギリス産業革命は,工業革命と農業革命からなる。
  • 工業革命
    • まず木綿工業から始まる。1733年のジョン・ケイの飛杼(とびひ)の発明が織布工程の能率を上昇させた。それにより糸の需要が高まり,それがまた紡績工程の技術変化を促した。そこで,1764〜67年のハーグリーブスのジェニー紡績機,69年のアークライトの水力紡績機,79年にはその両者の長所を採用したクロンプトンのミュール紡績機が誕生した。続いでまた織布工程を変革し,1785年のカートライトの力織機を生むに至った。紡糸,仕上の両工程の機械化とその後まもなく蒸気を動力に用いることによって,1840年までに木綿工業は機械化への移行を完成した。
  • 農業革命
    • 重商主義政策の煽りを受けた結果生じた(18世紀末は有業人口の過半が非無業部門に従事していたことと,更に農業部門の人口が着実に減少していることに窺える)。大土地・大借地農業が土地法や長子相続の法的援護下で定着し,さらに,労働節約的な機械の導入,農業における所有と経営の分離なども,農業革命促進の一助をなしていた。土地所有の集中化を通して,農業技術に変革が生じた。
  • 技術変革について,農業革命を主導したノーフォーク州の農業を考察した農学者ヤングは,次の7点の特徴をあげている。
    1. 囲い込み。
    2. 泥灰土や粘土の使用。
    3. 輪作。
    4. カブの栽培と除草。
    5. クローバーの栽培。
    6. 借地期間の長期化。
    7. 大農場制。
  • ヤングは技術変革の要因となった事柄として,次の点をあげた。
    1. 上記のカブやクローバーの輪作,
    2. 耕作上の軽量プラウ(軽い犂)の使用による牛から馬への転換,
    3. 除草を可能にした条播き
  • これらにより,単位面積当たりの収極量をかなり高い水準にまで引き上げた(ほぼ現在のイギリスの農業生産水準に近い)。
  • 以上のように,農業革命は一方で農民の没落(その人口を工業に導入)を促すと共に,減少した農業人口によって増加する工業人口のための食指生涯を可能にしたという意味で,産業革命の一前提たる資本の本源的蓄積を担った。

イギリス産業革命の原因 †

  1. 資本の本源的蓄積←植民地戦争の勝利(七年戦争)
  2. 労働力の蓄積←農業革命、第二次囲い込み
  3. 広大な市場の存在←植民地戦争の勝利(七年戦争)
部門発明者機械
織布ジョン=ケイ飛び梭
紡績ハーグリーブスジェニー紡績機(多軸紡績機)
紡績アークライト水力紡績機(馬力から水力へ)
紡績クロンプトンミュール紡績機
織布カートライト力織機(蒸気の利用)
繰錦ホイットニー(米)綿繰機(原綿生産増大)
動力ニューコメン蒸気機関
動力ワット蒸気機関の改良
運輸フルトン(米)外輪蒸気船の実用化
運輸スチーブンソン蒸気機関車の実用化

各国の産業革命 †






2008-07-24 (木) 20:28:21 (3164d)