イギリス政治

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イギリスの政治制度 †

  • イギリスの政治制度は、長い歴史の中で形成されてきたものであり、随所に伝統、先例、慣習が残っている。
    • それを端的に示すのが、成文憲法の不在であり、代わりに「マグナ・カルタ」、「権利請願」、「権利章典」などの歴史的文書や慣習などが、基本法の役割を果すものとされる。不文憲法。
      首相は下院に議席を持たなければならないが、これは慣行なのであり、拘束力を持つことから、憲法的慣習とされる。
  • 「君臨すれども統治せず The king reigns and does not govern.」
    • 元首である国王には、いろいろな大権があるが、それらは内閣の助言と承認に従って行使されねばならず、名目的なものとなっている。
  • イギリスの政治制度は、議院内閣制。
    • イギリスでの内閣は、下院の第一党の党首が総理大臣となって、国会議員の中から閣僚を選んで組織。内閣は、必ず政党内閣となる。内閣は議会に対して連帯責任を負い、不信任決議がなされると、総辞職するか、議会を解散して、信を問わなければならない。
      このような制度は、18世紀の前半に形成された。それまでは、名誉革命の以後、制限されていたものの国王が内閣を組織していたが、英語を解さぬために閣議に出席しなかったジョージ一世の時代に、ロバート・ウォルポールが閣議を主宰するようになり、内閣総理大臣と呼ばれるようになった。彼が下院で信任を失った時に、国王の信任にもかかわらず総辞職して、内閣が議会に責任を負う先例をつくったことから、これが以後、定着して、今日の制度となった。
      イギリスの議会は上下両院で構成されているが、上院(貴族院 House of Lords)は終身の非民選議員からなっており、今日では実質的な権限はない。

実質的な権限を有しているのは下院(庶民院 House of Commons)であり、国会法で下院優位の原則が明確にされている。下院議員は定数は650名で、任期が五年だが、解散がある。選挙制度は単純多数制の小選挙区制であり、これは保守党、労働党など地盤がはっきりしている大政党にはいいが、社会自由民主党のように、そこそこの票を集めながらも、支持が拡散している党には不利で、比例代表制の導入が叫ばれているが、大政党がそれに応じる動きは見られない。






2007-03-10 (土) 21:30:20 (4122d)