エリザベス救貧法

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救貧法

エリザベス救貧法 †

  • エリザベス一世統治下のイギリスにおいて制定された救貧法。初期救貧法を代表するもので、貧困者への就労の強制や浮浪者の整理を目的とした。1572年制定開始。
  • 各地区で救貧委員を決めて、救貧税を集めて病気や高齢の貧民を救済する一方で、労働可能な貧民には強制的に仕事をさせ、浮浪者は犯罪者として取り締まることにした。この救貧法は、以後少しずつ修正されながら、1834年まで継続された。経済的理由による失業者をも「怠け者」として処罰した。
  • 絶対王政期に入り救貧法が生まれた。
  • 農村における囲込み(エンクロージャー),封建家臣団の解体,宗教改革にあたっての国王による修道院没収などにより封建的農奴制は崩壊し,多数の浮浪貧民が生じた。
  • これらの貧民は,中世における無能力貧民ではなく,盗賊ともなりかねない労働能力をもつ貧民であり,その数もはるかに多く,国家の力をあげて組織的に対処せざるをえなかった。
  • 救貧法は近代的制度の嚆矢とされるが,その集大成である1601年のエリザベス救貧法は,教(会)区 parishを行政単位として,有能貧民と無能貧民に分け,有能貧民と児童とは労役場 work house,懲治監house of correction,一般監獄などで懲罰を加えてまで就労を強制し,無能貧民は保護する,というものであった。





2008-11-09 (日) 18:20:36 (3119d)