ウィーン学派
- オーストリアの経済学者・メンガーを祖として、ベーム=バヴェルク(E. von Bohm-Bawerk)、ウィーザー(F.von Wieser)らによって、1870年代以後ウィーン大学を中心に栄えた限界効用理論を基礎とする経済学の一派。限界効用の原理を軸にした価値論によって形成された学派。
- ワルラスのローザンヌ学派、マーシャルのケンブリッジ学派とともに近代経済学の源流となった。20世紀にはミーゼスやハイエクらが活躍し、社会主義、福祉国家を批判する自由主義の立場に立つ。
- 主観主義にこだわり、時間的要素を重視する。
- 第一次大戦後、諸経済理論に業績をあげたミーゼス・ハイエクらの後継者はウィーン学派、また新オーストリア学派などといわれる。
2007-03-10 (土) 21:30:51 (5638d)