オーバーキル

「オーバーキル」についてのメモ。オーバーキルとは…
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オーバーキル †

 経済政策によって過剰な景気引き締めを行うこと。

過剰殺戮と訳される。核保有国間の軍備競争が激化した結果,世界の全人口の殺戮に必要な破壊量以上に,核兵器が生産された状態をいう。そのため「地球上の1人1人の頭上に80tの爆弾がある」などといわれた。特にR.ラップが“Kill and Overkill”(1962)を書いたことから,この言葉が広く使われだした。

  • 国家戦略と核戦略
  • 第2次大戦までの戦略論では,平和時において国家目標の実現をはかるための策略である政策(政略)と,戦争時において軍事力の有効な使用を図る戦略とに分けられて考えてきた。現在では,戦略とは,国家目標を実現するために国際間の諸問題をどのように解決していくかという政策(政略)の意味合いが強く,しかもそれは政治・外交,軍事,経済,文化など,国家の全機能を発揮する総合的方策と考えられている。これは〈国家戦略〉と呼ばれている。
  • 現代の国家戦略は,国家目標を実現するため,あらゆる国力を動員する総合的政策の概念であるのとともに,軍事,経済,思想,文化などの国家機能について,その建設,維持,管理,運用などをめぐる部分的概念をも含んでいる。核戦略は,国家戦略の重要な部分を構成している。世界の軍備はすでに核兵器を組み込んだ体制になっており,冷戦下において米ソ両国はその圧倒的に優勢な核軍備によって世界を二分する支配力を確立してきた。米ソ両国はこの核軍備を背景にして国際政治に大きな影響力を行使してきており,両国にとっては核軍備の優位性の保持は国家戦略の重大な目標となっていた。米ソ両国が核軍備の優位性を求める戦略は,核軍備競争を激化させ,米ソ双方はもとより世界を破滅させるほどの核兵器を蓄積し,〈過剰殺戮(オーバーキル)〉と呼ばれるような状況を生んできたのである。





2007-03-10 (土) 21:30:52 (3757d)