oil shock 石油ショック
oil crisis 石油危機
- 第一次オイルショック
- 1973年10月,第4次中東戦争を機にによって引き起こされたアラブ諸国の禁輸措置,OPECによる原油価格の引き上げ(1960年代のバレル当たり2ドル,直前価格の3ドルから12ドルへ)とその影響。
- 第二次オイルショック
- 1978年末から79年春のイラン革命によって、産油量が減り、原油価格が急騰した事件。石油高騰(30ドル台へ)を第2次石油危機と呼ぶ。
- アラブ諸国がオイル・ダラーで潤う一方,先進工業諸国は経常収支赤字,インフレ,スタグフレーションの併発(三重苦,トリレンマ)に陥った。
- 2度の事件は、石油輸入国にエネルギーの節約と代替エネルギーの開発を促した。
80年代に入り,北海,メキシコ等,非OPEC地域のシェア上昇,石油先物市場での価格決定への移行,省エネの定着等が原油価格の高騰どころか(20ドルを切る)低落を招き,逆オイルショックと呼ばれた。低価格の持続による油田開発の停滞,ロシアの開発停滞,米国の輸入依存度上昇,中国の輸入国転落といった現況が,世界経済の景気回復と突発事件を引き金に危機を再発させうるとの指摘もある。