価格上昇が需要量の増大をもたらし、価格下落がその減少をもたらすような状態のこと。このような場合、需要曲線は右上がりの部分を持ち、需要原則は満たされない。このような性質を持った財のことを「ギッフェン財」と呼ぶ。
イギリスの経済学者ギッフェン(Robert Giffen)が、19世紀にアイルランドでジャガイモの価格が上昇したにもかかわらず、その消費が増加する現象がおこったことを示したことから命名された。