シニョリッジ

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seignorage 通貨発行益・基軸通貨国特権/シニョレッジ

シニョリッジ †

 中央銀行の,通貨発行によって得られる利益。

 通貨の額面と発行費用との差額を独占できる通貨発行権は、中世欧州の領主の呼び名のシニョールにちなんで「シニョリッジ」と呼ばれる。

通貨発行益 †

 現代国家は、不換紙幣を無制限に発行して国庫を賄うことが可能である。反面、国民はインフレの脅威などにさらされる。国民主権の下ではシニョリッジは最終的に国民に帰属すべきであり、そのため、中央銀行は通貨価値の安定に努めなければならない。

基軸通貨国の特権 †

 自国の通貨が国際通貨として活躍するようになれば、広い意味でのシニョリッジを享受できる。輸入代金も円で支払え、海外旅行でも円が通用する。海外からの短期預金などを国内外で長期運用し、長短の金利差を獲得することも可能だ。基軸通貨のドルはこうした国際的なシニョリッジをフルに活用してきた。

 アメリカが債権国化したことの意味と、途上国が債権国化することの意味は全く異なる。フローのレベルでどれだけ経常赤字を計上しても、ストックのレベルで債務国に転落したとしても、それらがすべて自国通貨であるドル建てである限り、アメリカは自国通貨によって返済すればよいのに対し、アメリカ以外の国は外国通貨で返済しなければならないからである。このように国際通貨システムには、非対称性(アシンメトリー)や基軸通貨特権が存在する。

/ その短期資金が、タイの通貨不安をきっかけに、波がひくように次々とアジア諸国から引き上げたために起きたのがアジア通貨危機である。ひとたびアジアで通貨の不安が惹起されると、ロシア、南米に波及し、ついには九八年秋にニューヨーク市場を動乱に陥れて世界的な金融不安となった。






2007-03-10 (土) 21:32:18 (3704d)