シュミット

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Carl Schmitt

カール・シュミット †

  • 1888-1985
  • ドイツの政治学者・公法学者。
  • 全体主義的国家論を提唱し、一時、ナチス学界で指導的な地位にあった。
  • 政治的なものの本質が友と敵の対立にあるとする友敵理論は有名。
  • 著「政治的なものの概念」「政治神学」「政治的ロマン主義」など。

シュミットは,徹底した自由主義批判で知られる。
『政治的なものの概念』(1927年)や『現代議会主義の精神史的地位』(1923年)においても,ワイマール共和体制が基調とした議会制民主主義について,議会制を自由主義の政治形式と理解し,その両者を激しく批判。

シュミットによると、議会主義の精神原理は「討論」と「公開性」にある。
しかし、いまや重大な政治的決定は資本家や官僚らによって議会外において行われており議会での討論や決定は儀式にすぎなくなってしまっているため,人民投票による新たな民主政治の確立が必要だと主張する。また,彼は自由主義について「政治的なもの」を徹底的に否認しようとしているとして批判した。自由主義は政治的なものの存在を認めないが,現実には国家も戦争も存在する以上,政治的なものを無視することはできないとして,シュミットはその「不誠実な態度」を批判する。

  • ただし彼はこのように主張することによって独裁を正当化し,ファシズムは反自由主義的であるが,反民主主義的ではないとして,後にはナチスによる一党支配を擁護した。





2007-03-10 (土) 21:32:20 (3793d)