ソフトパワー

「ソフトパワー」についてのメモ。ソフトパワーとは…
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soft power ソフト・パワー

ソフトパワー †

  • 政治権力を構成する要素のうち,ハードパワーでない経済力や世論,文化や思想などの影響力。

ソフト・パワーとスティッキー・パワー †

参考:文藝春秋編 日本の論点

ハーバード大学ケネディ行政大学院の

  • ジョセフ・S・ナイ学長『ソフト・パワー』(日本経済新聞社)
    • 「2001年9月11日の後、アメリカ政府が安全保障戦略を変更してテロリズムと大量破壊兵器に重点をおいたのは適切であった。だが、ブッシュ政権がそのために選んだ手段は、ハード・パワーを重視しすぎており、ソフト・パワーに十分配慮していない」

ソフト・パワーは「国際機関」や「国際制度」も含む。
〈国際機関や国際体制によって、国のソフト・パワーを強めることができる。たとえばイギリスは一九世紀に、アメリカは二〇世紀後半に、自由で民主的な自国の経済構造に見合った国際的な原則と体制を構築して、自国の価値観を高めている〉。

しかし、この「ソフト・パワー」の内実を検討する場合には注意を要する。
九〇年にナイがこの言葉を初めて使ったとき、社会主義勢力のイデオロギー戦略に対応するものとして論じていたし、米国の論者のいうソフト・パワーとは突き詰めると「自国が望む結果を他国も望むようにする力」。

  • 外交評議会のウォルター・R・ミード
    • 『パワー・テロ・平和そして戦争』(クノッフ)
  • ナイの説に同意しつつ、「ソフト・パワー」の経済的側面を「スティッキー・パワー(粘着力)」と言い換えて、次のように説明。
    • 「スティッキー・パワーは、軍事的な強制に基礎を置かないし、また、たがいの意図の単純な一致にも基づかない。それは、食虫植物が獲物を引きつけるようなものであり、良い香りというソフト・パワーで昆虫を粘液へと誘い込む。しかし、生贄が粘液に触れたとたん、貼りつけられ、もう逃げ出せなくなってしまうのだ」

ミードは強硬派として知られ、「あからさまな帝国主義をとなえている」といわれることもある。ソフトであるかハードであるかは、あくまでアメリカにとっての話。






2007-03-10 (土) 21:32:44 (3762d)