(ドイツ) Zunft
中世末期から近代初期におけるドイツ手工業者のギルド(同業組合)組織。12世紀前半,同業者の自主的仲間団体として発生し,ツンフト強制(一定の同業組合に加入しないものに対する営業権の拒否)や,特定の商品の生産,販売などについての規定を設けたが,その正規の成員(親方)になるためには,一定期間,徒弟として親方のもとで修業し,年季を終えて若干年,雇い職人として働き,親方製作に合格しなければならなかった。13世紀中頃から,各都市でツンフト闘争を展開し,都市行政に参加した。しかし一方では,ツンフト固有の自主性が次第に失われ,またツンフトのもつ閉鎖性が,生産力の自由な発展を妨げるものとなった。→5-708 ギルド