デモクラティックピース

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民主的平和論 民主主義的平和論

デモクラティック・ピース論 †

  • デモクラティック・ピース論とは「民主主義が確立された国家同士では,他の体制を採用する国家同士の場合と比較して,戦争は起こりにくい」とする理論。民主化の拡大にともなって、国際関係は平和的になっていくという仮説。
  • 思想的起源は、18世紀の哲学者カントの著作『永遠平和のために』(1795年)に求められる。
    • カントは、君主制から共和制に移行し、より多くの市民の意見が反映される政治体制になるにつれ、戦争は抑制されるとした。戦争の利益と負担の非対称性、すなわち、利益は一握りの権力者や特権的商人にもたらされるのに対して、その負担は一般市民に負わされる、という認識がその背景にある。
  • 以来、戦争の原因を国内の政治体制に求める見解は、リベラルな政治学に広く存在したが、1993年、アメリカの政治学者B・ラセットらが実証研究で概念化した。
  • ラセットによれば、民主主義国家同士では戦争が発生する確率が低いという。
    • その要点は、民主主義国家が戦争一般を放棄するのではなく、民主主義国家同士の戦争をしないということにある。その理由として、ラセットらは紛争の平和的解決を好む民主主義的規範の共有、戦争遂行に対する民主制の制度的制約などを挙げる。
  • 民主主義国家は政策決定が議会などによって行われるが,その決定過程が他国から見えることから相対的に理解しやすいし透明性も高く,次に行われる行動を予測することも可能である。お互いの行動が予測できるため,紛争を回避しやすく,仮に発生しても解決に向けての交渉が行いやすい。
  • 双方の国において,自国および相手国の議会やマスコミなどさまざまなチャンネルを通じて戦争防止を働きかけられることも戦争が起こりにくい理由の一つである。





2008-09-04 (木) 13:11:54 (3694d)