national minimum ナショナルミニマム
- 「国民最低限」もしくは「国民生活環境最低基準」と訳される。
- 国家(政府)によって国民全員に保障されるべき最低限の公共サービスの水準を指す。
- イギリスのウェッブ夫妻によって提唱された。
- 本来は1942年のベヴァリッジ報告で示された社会保障計画の基本原則の一つ。
- その内容とは、均一額の最低生活費の給付が国民の最低生活ニードに対応するナショナル・ミニマムを満たすものでないといけないというもの。
- 日本においては、最低限の社会保障に加え,一国全体の国民の生活福祉上欠くことのできない生活環境施設の最低整備水準という意味を含めて,国がなすべき政策公準として示されるものという拡大解釈がなされている。また地方自治体の掲げるシビル・ミニマム,コミュニティーづくりの基準としてのコミュニティー・ミニマムなども近年主張されている。