ハイパワードマネー

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high-powered money

ハイパワードマネー †

  • 中央銀行の現金通貨と、金融機関の中央銀行預け金の合計。
  • 銀行の信用創造活動を通じ何倍かのマネーサプライを生むもとになることからいう。
  • 直訳して〈強力通貨〉とか〈高権貨幣〉ということもあるが,適切とはいえない。内容に即して中央銀行通貨である。また,それが銀行の信用創造の基礎となることから,フリードマンがこれを基礎通貨(ベース・マネー base money)とよぶ。
  • 一般に通貨の流通の過程をみると,銀行の信用創造によって預金通貨が顧客に供給され,その一部が引き出されて現金通貨として流通する。この場合,銀行組織全体としてのマネー・サプライ M(現金通貨 C と預金通貨D の合計,M=C+D)の大きさは,現金・預金比率 c=C/D,預金準備率 r=R/D(R は銀行の支払準備)を一定とすれば,ハイパワード・マネー Hの大きさによる。この関係は次式によって示される。
     M/H=C+D/R+C=1+c/r+c
    すなわち M=H[1+c/r+c]となる。
  • これは貨幣乗数式あるいは信用乗数式とよばれる。すなわち,預金準備率 r や現金・預金比率 cが小さいほど,またハイパワード・マネー H が大きいほど,マネー・サプライ M は大きくなる。現金・預金比率 c は社会の支払慣行によるため短期的には変わらないとすれば,金融政策のねらいは,政策手段を活用して,ハイパワード・マネーH や預金準備率 r を動かし,マネー・サプライ Mを調節する点にあるといえる。





2008-06-02 (月) 00:47:21 (4422d)