バブル

「バブル」についてのメモ。バブルとは…
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bubble

バブル †

  • 泡沫的な投機現象のこと。
  • 株や土地などの資産価格が、ファンダメンタルズから想定される適正価格を大幅に上回る状況をさす。
  • 日本では1986年(昭和61)以降の土地や株が高騰した時期の経済をバブル経済と呼ぶが、90年(平成2)以降、地価・株価は急落してバブルは崩壊した。

英語のバブルを直訳すると「泡」。
泥沼の底からガスが吹き出ると、水面に泡ができ、やがてはじける。株や土地といった資産の価格が急上昇していると思うと、ある段階ではじけ、下降に転じる様子がこの泡に似ている、というので、「バブル」と呼ぶようになった。

  • バブルというとよく引き合いに出されるのが、「南海泡沫事件」。
  • 日本では1980年代後半に大型バブルが発生、これがはじけた後の90年代は長い低迷状態に陥った。
  • バブルの制御が難しいのは、資産価格上昇のどこまでが正常で、どこからがバブルかがわからないため。一応、ファンダメンタルズを反映した価格が目安になるが、言うは易しで、実際の計測は難しい。





【噴水台】バブル

 ユリ科の球根草であるチューリップの花言葉は「愛の告白」と「魅惑」だ。 しかし1600年代中盤、オランダの画家らはチューリップを骸骨、砂時計、贅沢と邪悪さ、遊びにうつつを抜かすことを表現する素材として活用したという。 当時チューリップ一根の価格が投機の狂風に覆われ、家1軒の値段と釣合うほどに上がり、そして消えてしまったチューリップバブルのためだった。

 バブルはぱっと膨らんで光をきらきらと反射し眺める人をうっとりさせるが、一瞬にして消えてしまう。 経済学ではバブルを「資産価値が基本価値を抜け出し、急騰する現象」と定義する。 バブルは実需要者によって発生するのとは違い、未来の期待収益を探る投機的需要の力で生じる。 だが投機的需要が永遠に続くことはありえないもの。 それでバブルはいつか必ず消えるというのが歴史的経験だ。 それにもかかわらず多くの人が、今回だけはバブルではないとか、バブルが消える前に抜け出ることができると自信を持ちながら爆弾を手渡すのに走りこむ。

 お金が好きな人間の本性のせいでバブルが完全になくなることができないと言う人もいる。 1720年代、フランスのミシシッピーバブル、1840年代の英国の鉄道バブルなど、時間と空間を超えて各国の経済を撹乱したバブル現象がこれを立証するというのだ。 1990年代後半のインターネットバブルは、チューリップ投機以後、最も荒れた投機に挙げられる。 日本では不動産バブルの崩壊が、失った10年を呼び起こした。 1956〜86年間に50倍以上沸き上がった日本の地価を中心軸として形成された日本のバブル経済を、エドワード・チャンセラー氏は『バブルの歴史・チューリップ恐慌からインターネット投機へ』で「神風資本主義」と呼んだ。

 1841年に投機の歴史を最初に記述したチャールズ・マッカイ氏は「投機とは、ある社会がどれくらい容易に幻想と集団的狂気に陥ることができるかを克明に示す事件だ」と語る。

平成バブル †

バブル発生の過程

 アメリカはレーガン大統領のもと強いアメリカを目指し、軍備増強や減税など「レーガノミックス」を行った。アメリカは内需中心の持続景気回復へと転じたが、金融引締めと財政緩和というポリシー・ミックスは金利を大きく上昇させドル高をもたらた。アメリカに膨大な財政赤字と貿易赤字という双子の赤字をもたらした。日本からはアメリカへの輸出が増大し、外需主導で景気回復を達成し、経常収支黒字が年々累積した。その結果日米間の貿易摩擦が激化した。また、このころ日本の経済の閉鎖性が問題となり、市場の開放の必要性が説かれることとなった。

 先進国蔵相会議でプラザ合意がなされ、急速にドル高が進んだが、Jカーブ効果もあって、経常収支黒字は容易に縮小しなかった。

 このような事態を受け、中曽根内閣のもと経済収支の黒字是正や内需拡大を目指す、いわゆる前川レポートが提起された。
円高不況に対応するために、公定歩合が引き下げられた。財政面でも公共投資拡大で内需拡大がなされた。この結果、それまでの輸出主導の景気拡大とは異なり、内需主導の景気回復がなされた。個人消費は良好で、消費の高級化も顕著になった。金融緩和のもと、株価は大きく上昇し、東京が世界の金融センターとしての地位を高めるとの期待が先行し、東京一極集中が強まり、地価の大幅な上昇が始まり,全国に波及しストック・インフレが起きた。

 こうした資産価格の上昇は、資産効果を通じて内需の拡大に寄与するとともに、日本経済のストック化を大きく進めることとなったが、一方で株価、地価の上昇過程で金融環境、収益環境から乖離した価格上昇期待の自己増殖状態となりバブルが発生した。

 今日においても日本は「バブル後遺症」に悩まされている。これまでは銀行はメーンバンク制のもと、土地等の資産を担保としていた。資産価値の下落、景気悪化に伴ない、企業が倒産し始めると銀行は金融機関は貸し出しを制限をするようになった






2007-03-10 (土) 21:33:52 (3812d)