holocaust
ユダヤ人絶滅政策をすすめたヒトラー率いるナチス・ドイツは、第二次世界大戦中、占領した欧州諸国からユダヤ人だけでなくシンティ・ロマ(ジプシー)や反ナチスの立場にたった人々を強制収容所に送り込んで殺りくし、1945年の敗戦までに600万人近くを虐殺したとされる。
ポーランド・クラコフ市近郊の現オシフィエンチム市につくられたアウシュビッツ収容所では、毒ガスや拷問、人体実験、非人間的環境での強制労働などで百五十万人が殺害されたといわれている。現在、ポーランドの国立博物館となり、ナチスによるホロコーストの象徴とされている。