ポール・ケネディ

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ポール・ケネディ †

 歴史学者ポール・ケネディが1980年代に『大国の興亡』(草思社)を書いたとき、大国はその巨大な領域を統治する費用によって衰退すると論じた。ところが、そのケネディが90年代アメリカの軍事費を検討して、アメリカはこれまでの大国と異なり軍事費がむしろ逓減していると論じたことから、アメリカの優位は永続的なものだとの議論に油を注ぐことになった。しかし、アフガン戦争とイラク戦争を経過するなか、それまでGDPの約2.9%で押さえられてきた国防費が、2004年度には約4%に膨れ上がることが予想されている。80年代はレーガンの国防重視政策で軍事費の伸びが指摘されたが、その後、ソ連の崩壊によって軍事費は低下した。しかし、RMAすなわち軍事革命によって兵器がハイテク化し、また、自国の死傷者を最小限に抑えるための配慮もあって、戦争は予想以上に高くつくものになったのである。






2007-03-10 (土) 21:35:07 (3757d)