- 食品の残留農薬などに対する規制を強化した制度。
- 2002年に中国産冷凍ホウレンソウから基準を超す残留農薬が相次いで検出されたことから、食品の安全性に対する不安が消費者に広がったことを背景に導入された。
^ネガティブリスト制度
- ポジティブリスト制度
- 原則すべてを禁止し、「使用を認めるもの」のみを一覧にして示す。
- 2003年の食品衛生法の改正で導入され、3年以内の実施となっていたが、2006年5月に施行された。
- ネガティブリスト制度下では残留基準が設定されていない農薬はいくら残留していても規制ができず、輸入農産物の激増のなかで問題となっていたため、消費者の間では今回の制度を歓迎する声が大きい。しかし農薬使用の現場では、使用対象の農作物に隣接する他の農作物に散布した農薬が飛散して残留することもありうる。そのために生産現場では困惑もあるが、自衛の動きが進んでいる。
亀井肇 japanknowledge
2007-03-10 (土) 21:35:08 (5597d)