ポストフォーディズム

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ポスト・フォーディズム

(2)第二の分水嶺 †

第二の産業分水嶺

(3)ザイスマンの金融モデル †

  • 1970年代の経済的混迷と各国の対応の違いに着目し,政治と経済とのマクロな関係から生産レジームを類型化した先駆的研究。
  • ザイスマンの研究は1983年に刊行されており,その後各国で推進された金融自由化を鑑みれば,実態に合わなくなっている部分もあるが,資本主義における制度間調整の違いを,金融面の分析から正確にとらえている。

 ザイスマンによれば,資本市場が発達しており,企業が株式や債権によって長期資金を調達できるようなところでは,銀行からの借り入れは短期ローンに限られるため,産業発展の銀行融資への依存度は低いものにとどまり,したがって両者の相互依存関係は低いと考えられる。中央銀行の介入も通貨管理上の限定的なものであり,政府は産業政策を展開せず,監督的な立場に終始する。このように資本市場の発展している経済では,政治的経済的アクターはそれぞれ自律的である。アメリカがこのようなモデルの典型であると考えられる。

 これに対して,資本市場の発展度が小さく,資金調達を銀行融資に頼る信用中心的モデルでは,産業発展は金融機関によって支えられることになる。

  • このモデルは,国家主導型と銀行主導型の2つに分かれる。
  1. 国家主導型は,中央政府が銀行融資に介入し,貸し出し配分をも決定。国家が金融システムを通じて産業発展を誘導する。フランスや日本など。
  2. 金融機関が必ずしも国家と敵対的ではなく,協調行動をとることも少なくないにせよ,制度的には自律している金融資本主導モデル。ドイツがその典型。





2008-10-27 (月) 04:20:25 (4378d)