ポストモダン・フェミニズム

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postmodern feminism

ポストモダンフェミニズム †

近代啓蒙思想の人間中心主義・普遍主義自体が、男性中心主義・西欧中心主義に陥っていることを批判し、それからの脱却を求めるフェミニズム思想。

ポストモダン・フェミニズム †

 フーコー,デリダらのポスト構造主義の影響下で,西洋形而上学の「ロゴス中心主義」や「ファルス中心主義」を批判するフェミニズムである。

 このフェミニズムは,言語構造,宗教秩序,主体形成に根強く潜む男根中心主義や性差二元論を解体し脱構築しようとする。

  • この派に属するクリステヴァ,エレーヌ・シクスー,リュス・イリガライはいずれも,ラカンの精神分析に影響を受けている。
  • クリステヴァによれば,西洋形而上学はロゴス中心主義的な象徴体系を基盤にしているが,男らしさ(男性性)はこの象徴体系に完全に統合されているのに対し,女らしさ(女性性)は,その周縁にある他者である。
     男の子でも女の子でも,象徴体系に入っていく行き方によって,この体系の中心的=男性的位置か,周縁的=女性的位置かを選択できるはずである。しかし、家父長制文化ゆえに,女性と女性性の関係には偽りの抑圧的な関係が成り立っている。
  • ポストモダン・フェミニズムは,従来のフェミニズム自身のうちに認められる近代男根中心主義への同一化や,女性領域の分離主義的な優位主張を批判して,女性解放思想内部での差異性をも強調した。
    • つまり「ひとつしかない,真実のフェミニスト・ストーリー」を目指すこと自体が,男根中心的な思考法だとして,単一ではない多様なフェミニズムの可能性をめざす。





2007-03-10 (土) 21:35:11 (3816d)