メインバンク制

「メインバンク制」についてのメモ。メインバンク制とは…
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 借り手企業にとっての最大の債権者であること、融資だけではなく、株式の持ち合いを通じた資本関係、役員の送り込みによる人的関係を持つこと、などの要件を満たす銀行を指す。

 

 日本において、メーンバンク制がこれまで果たしてきた機能は、企業に対するガバナンス機能と最後の貸し手機能があげられる。ガバナンス機能は長期・安定的な取引と資本・人的関係を通じて得た企業の内部情報を活用してモニタリングを行うもので、株主によるガバナンスを代替するものとして有効に機能してきた。最後の貸し手機能は融資先企業が経営難に陥った時に資金供与を行い、企業が倒産に至るのを回避するというもので、信用秩序の維持に大きな貢献を果たしてきた。

 しかし、大企業を中心に、直接金融のウエイトが高まるとともに、株式持ち合いの解消が進むにつれ、メーンバンクのガバナンス機能が低下し、株主によるガバナンスの重要性を訴える声もある。また、最後の貸し手機能は、市場から退場すべき企業を延命させ、不良債権問題を深刻化させる要因にもなると同時に、それが最後の貸し手機能を果たすための体力を奪う結果にもなった。

メーンバンク制

間接金融






2007-03-10 (土) 21:35:35 (4874d)