メキシコ通貨危機

「メキシコ通貨危機」についてのメモ。メキシコ通貨危機とは…
HOME > メキシコ通貨危機

ペソ危機

メキシコ通貨危機 †

 1994年12月に始まったメキシコ・ペソの暴落をきっかけに,世界的な規模で波及した通貨危機

 固定相場を維持する政策のもとでの経常収支赤字の拡大は,ペソを過大評価させることとなり,1994年12月20日,メキシコ政府はペソの対ドルレートの15.27%切り下げを発表、一挙に通貨不安を強め,22日には変動相場制への移行を余儀なくされた。
 さらに大量に発行したドル連動型の短期国債(テソボノス)の償還問題が重なり,1ヶ月の間に数十億ドルの資金が流出し,ペソはおよそ40%も値下がりした。

 これに対し,メキシコ政府は経常赤字の削減,歳出カット,最低賃金の引き上げ抑制などの緊急経済対策をまとめる一方で、アメリカが200億ドル,IMFが178億ドルなど総額500億ドル以上にのぼる巨額の緊急融資が合意され,通貨危機は一段落した。

 しかし,この危機は他の中南米やアジアの新興市場,さらに欧州にも波及し,通貨不安に見舞われた国は10ヶ国にのぼった。

 1980年代の対外債務累積による国際収支の危機とは異なり,今回は急激な短期資本の対外流出による流動性不足をきっかけに起きた通貨危機である。






2007-03-10 (土) 21:35:36 (4265d)