リーダーシップ

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政治学

リーダーシップ【政治‐政治理論】[leadership] †

  • 民主主義を極めて単純に理解する限り、リーダーは国民の意向に従って決定を行う以上の積極的意味を持たない。
    • たとえば世論といったものが確固とした姿で存在し、政治リーダーはあたかもそれを鏡で映すように活動すると見る立場である。しかし実際には、世論はモノのように鏡に映すことのできるものではなく、したがって政治リーダーは受動的であろうと努力しても、それだけにとどまり得ない積極的機能を持つことになる。具体的状況を考えれば分かるように、「何が争点か」、さらに、特定の争点に対して「何が解決策か」ということは、大いに議論の余地がある。
  • 政治リーダーと世論との関係は一方的ではなく、相互補完的であり、リーダーは世論をこだまのように操作することはできないにしても、リーダー抜きの世論は無定型である。リーダーシップには、大別して二つのタイプがある。
    1. 現状維持型リーダーシップ。利益政治が優越するところでは、リーダーシップはもっぱら既存の利益や強力な集団の要求に耳を傾け、あるいは調整することを自らの任務とする。これらの利益や集団の在り方に目を向けたり、再検討したりすることをあらかじめ断念している点で保守的であり、微調整型のリーダーシップといってよい。
    2. 現状変革型リーダーシップ。このタイプは既存の政治の枠組みの見直しを掲げ、それによって政治の舞台や政治の視角を大きく変える。このなかには現状打破のための現状打破を唱える、はなはだ投機性の強いリーダーシップもあれば、人間の抑圧された可能性に光を与え、人間性のより高度な発展を目指す創造的なものもある。このタイプのリーダーは、現状維持型のそれと比較して一種の清新さを与えるが、同時にデマゴーグの可能性もあり、単なる清新さに酔わない国民の冷静な判断力の存否がためされる。
  • 一国の政治が長い目で見て安定するためには、これら性格を異にする二つのタイプのリーダーシップが必要とされる。





2007-11-19 (月) 08:25:56 (3592d)