リバタリアニズム

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libertarianism リバータリアニズム/リバテアリアニズム/完全自由主義/自由尊重主義/自由至上主義

リバタリアニズム †

  • 現代の国家論・正義論の一つ。個人の自由に至高の価値を置き、政府による市場介入を否定して「小さな政府」を求める思想。
  • アメリカにおいては、19世紀的な自由放任主義を説く古い自由主義に対して、国家による市場介入や所得再分配を是認する考えは「リベラリズム」と呼ばれ、ニューディール以降、有力な考えとなった。
  • しかし、70年代に入って、「リベラリズム」が「大きな政府」をもたらし、経済的非効率と個人の権利侵害を招いたと非難する「リバタリアニズム」が台頭した。

知恵蔵2000
定訳はないが、完全自由主義という訳語が比較的に適切であろう。一九七〇年代アメリカの思想界・論壇で登場した。ニューディール期以後のアメリカの自由主義(liberalism)は、精神的=政治的自由主義を説くとともに、社会的=経済的領域については連邦政府の積極的介入を主張し、法令の憲法適合性を争う違憲審査の場面でも、二重の基準(double standard)を適用することによって、社会=経済立法について政治部門の裁量を広く認めてきた。そのような〈liberal〉に対抗して〈libertarian〉を名乗る新傾向は、経済・社会領域について徹底的な自由放任と市場機構への信仰を示すのと同時に、宗教・倫理などの領域でも国家の介入に徹底的に反対する。前者の点で、「レーガン革命」の「保守主義」と同調するが、後者の点では、麻薬・妊娠中絶・学校での宗教的教育などの争点について厳しく対立した。日本では八〇年代型・中曽根流の「民間活力」路線で、このような立場は現れてこなかった。






2007-11-19 (月) 08:10:38 (3657d)