リベラル・フェミニズム

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liberal feminism

リベラル・フェミニズム †

自由・平等・正義という自由主義的価値を、女性にも広げることを求めるフェミニズム。ミルやウルストンクラフトなどにより確立され、女性参政権運動の理論的支柱となった。

 リベラル・フェミニズムは2期に分類される。

  • 初期のリベラルフェミニズム
    その名のとおり,自由主義という思想基盤のうえに立って、政治・経済といった公的領域における制度的不平等を批判し,男女平等参画こそが女性解放に通ずるとする女権運動である。この運動は,女性の参政権の獲得運動,女子教育の機会均等の要求,売春禁止運動など多様な広がりをみせた。そしてこれらは,20世紀半ばに多くの国々で,一定の法的な成果をえた。
  • 現代のリベラル・フェミニズム
    初期のリベラル・フェミニズムが暗然のうちに前提としていた公的領域と私的領域の近代的な区別に,女性差別の根源を見る。近代社会では,「男は仕事/女は家庭」という言葉に象徴されるように,性役割(性別役割分業)が社会化されており,どれほど公的な領域(政治や法)において男女平等が保障されても,私的領域(家庭)での男女平等が実現されていなければ,現実生活での真の平等は不可能である。それゆえ後期のリベラル・フェミニズムは,この性役割分業の変革を目指した。
     その際,ジェンダー概念の発見・導入が,理論的に大きな役割を果たした。

フェミニズムでは,人間の生物学的・解剖学的性別が「セックス」と呼ばれるのにたいして,社会的・文化的につくられた性別分類が「ジェンダー」と呼ばれる。ジェンダー(男らしさ/女らしさ)は,セックスとは一致しないのだが,あたかも自然的性差であるかのようにみなされ,そこから,性投割(gender role)を分化させてゆく社会化過程が生じることになる。そしてこの性役割が,女性差別を自明化するのに重要な役割を果たしている。






2007-03-10 (土) 21:36:10 (3816d)