ワークフェア

「ワークフェア」についてのメモ。ワークフェアとは…
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workfare work+welfare(ウェルフェア=福祉)

ワークフェア †

  • 勤労福祉制度。
    • 労働を奨励する福祉政策。
  • 福祉の目的を就労の拡大におき、同時に福祉の受給条件として就労を求める考え方。
  • もともとはニクソン大統領が福祉改革に際して用いた言葉。
    • アメリカの一人親家庭の扶助が福祉依存層を拡大させているという認識から、こうした世帯を何らかのかたちで就労を義務付けることを目指した。

ワークフェア(知恵蔵?) †

  • 生活保護、医療費保護などからなる「福祉」(welfare)の受給者に対して、一定の「勤労」を義務づけ、給付を労働の対価とすることによって、その精神的自立を促すと共に、「勤労」を通じて、招来の経済的自立の基盤たる技術・技能を身に着けさせようとする制度。
  • 1994年に選出されたニューヨーク市のルドルフ・ジュリアーニ市長が、福祉改革のコアをなす理念として導入。生活保護の受給者が、市の指定する公共事業で働きつつ就職先を探す、という勤労体験プログラム(WEP)などからなる。96年8月、「小さな政府」の理念に基づいた福祉制度の全面的見直しと言える「個人責任・勤労機会調整法案」が上下院を通過。「福祉」が貧困者の自立を妨げているという中産層の反感に、中道保守寄りに軌道修正したクリントン政権が同調した結果ともいえる。
  • 金銭扶助の後に一定の勤労を義務づけるシステムの先駆けとして、ニューヨーク市のやり方が一躍全国的に注目され、多くの州で同様のプログラムが実施された。アメリカの福祉受給者は大幅にその数を減じたが、はたしてそれが「改革」であるのか、それとも単なる「福祉」切り下げ、「福祉」切り捨てにすぎないのかをめぐって、リベラル陣営から大きな疑義が提出されている。ワークフェアに従事する労働者が、不当に低い賃金、不利な労働条件でこき使われる、休業手当がない、休暇制度もない、しかるべき備えと技術を持たぬ者が、危険な作業にそれと知らずに従事させられる、など、ワークフェアの「ワーク」の中身についても、問題は少なくない。さらに、一方では、ワークフェアで働く者たちの存在が、正規の労働者たちの賃金、雇用を圧迫する、ワークフェアが真の雇用は増大させぬのみならず、むしろ、新たな失業、貧困、不公平を生み出しかねない、という事態も生じている。





2007-03-10 (土) 21:36:35 (3851d)