欧州憲法

「欧州憲法」についてのメモ。欧州憲法とは…
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欧州憲法 †

欧州憲法

 現在のEUの基本法、ニース条約(03年発効)は「妥協の産物」と呼ばれ、中小国の発言力を重視するあまり、人口比に見合わない票数を各国に与えるなど、非効率的な面が多かった。このため、EUが将来約30カ国になることを見据え、効率的・民主的なEU運営のための「憲法」が求められた。

 昨年成立した憲法は約450条。EUの多数決法を「加盟国の55%以上が賛成したうえで、賛成国の総人口がEU総人口の65%以上必要」と、EU全体の人口の意見を考慮した効率的な意思決定方式を採用した。

 また「国歌」や「国旗」の制定、EU大統領・外相の創設で「国家」に近い統一性を持たせた。雇用確保、男女同権の推進などの市民権や、より緊密な共同防衛・外交も規定。テロ攻撃を受けた際は他国が援助する連帯条項も設けた。憲法は09年に運用開始予定。一国でも批准しないと発効しないが、その場合「批准国が20カ国の時点で対応を協議する」とされている。【ブリュッセル福原直樹】

毎日新聞 2005年5月31日 東京朝刊

 25カ国に拡大した欧州連合(EU)の基本法。各加盟国が批准する条約の形で欧州統合の理念を具体化し、EUの顔となる「大統領」や「外相」の新設、共通外交・安全保障政策の強化、閣僚理事会や欧州委員会の機構改革、欧州議会の権限強化などが盛り込まれている。2004年6月の首脳会議で採択、07年初めごろの発効を目指す。発効には全加盟国の批准が必要で、既に9カ国が批准。(共同)

欧州憲法

◇欧州憲法

 正式名称は「欧州憲法を定める条約」。拡大EUの基本法となる。EUと加盟国の権限分担を明記し、EU大統領と外相を新設。民意反映のためEU市民に請願権を認めている。昨年10月29日調印。来年11月1日の発効を目指す。その時点で「5分の4(20カ国)が批准していればEU首脳会議で検討する」とされ、批准国のみでの発効の可能性もある。

 これまでにイタリア、リトアニア、ハンガリーなど6カ国が議会で批准。25日、オーストリア議会も批准した。スペインは国民投票で批准している。

毎日新聞 2005年5月26日 東京朝刊






2007-03-10 (土) 21:37:15 (4061d)