flying goose pattern of industrialization
後発国の産業発展に関する赤松要の説。後発国の工業化過程は、消費財工業品の輸入に始まり、その国内生産、その輸出という経路をたどる。さらに一段階遅れて生産財工業品についても、輸入⇒生産⇒輸出という経路をたどる。したがって、輸出伸長の前には必ず国内投資が先行し、後発国は先進国を追いかける形をとるという説。
その移行曲線が飛雁の列に似ていることから名づけられた。
まとめると…以下の三つに雁行形態が見られる。
ヴァーノンのプロダクト・サイクル論よりも、早く提起され、直接投資や技術移転があることを明記した点でより包括なものとなっている。
雁行形態理論。catching-up product cycle model