貴族院

「貴族院」についてのメモ。貴族院とは…
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貴族院 †

旧大日本帝国憲法によって設置され,衆議院と並んで帝国議会を構成した。イギリス,ドイツなどの上院を模範としたといわれ,貴族院令の定めるところにより皇族,華族および勅任せられた議員をもって組織するものとされた(34条)。華族のうち公侯爵は当然議員となり(終身),伯子男爵の場合は同爵位者の互選によった(任期7年)。勅任議員には,多額納税者および帝国学士院会員でそれぞれ互選により選出された者につき勅任された者(任期7年),ならびに勅選議員(終身)とがあった。現行憲法上の参議院と異なり,衆議院とは対等であった。貴族院の組織については,貴族院令(明治22年勅令11号)の定めるところによっていたが,この貴族院令の改正には貴族院の議決を要するだけで,衆議院の関与する余地がなかった。したがって,改正は6回行われたが,根本的な貴族院改革はできず,議員の選任等による資格,定数,任期などについて必要な規定の改廃が行われたにすぎなかった。議事手続に関しては,「議院法」(明治22年法律2号)が規定していた。

大日本帝国憲法と貴族院令に規定された上院,第2院。議員は,皇族(成年男子),華族(世襲の公爵・侯爵,同爵者から互選された伯・子・男爵),勅任議員(勅選による国家への功労者・学識者,多額納税者の互選,帝国学士院会員の互選)からなる。*衆議院と対等の権限をもち(予算は衆議院に先議権),藩閥政府を擁護する役割を果した。日露戦後,政党勢力の伸長に伴い,政党,とくに*政友会の影響が及んだ。院内会派には*研究会・茶話会などがあり,原敬内閣下では研究会工作が進んだ。1947.5.3帝国憲法の廃止により消滅。






2007-03-10 (土) 21:38:26 (3878d)