教育の経済学

「教育の経済学」についてのメモ。教育の経済学とは…
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 経済学では、労働を資本とみなす考え方があり、それはアダム・スミスにまでさかのぼることができる。

 一定量の労働が生む生産性を、高等教育、職業訓練、徒弟修業、経験によって高めることができるからである。そこで投下される費用を投資とみることができる。親にとって子供の教育費は、子供が将来得るであろう所得の合計を高めるための投資である。企業は、より高い学歴もしくは技術を身につけた労働者をより高い給料で雇い、企業内の教育を行い、労働生産性を高めて収益を上げようとする。
 社会にとって、国民の教育水準が上昇するなら、経済が効率的になり、しかも犯罪が減り、国民は読み・書き・そろばんができることによる外部効果を享受することになる。

 これらの観点から教育の経済学的意味が、シェルツ、ベッカー、ミンサーなど、シカゴ学派の経済学者を中心として研究されてきた。労働を資本とみるとき、それを人的資本とよぶ。人的資本は、経済成長との関連において重要とされる。先進国の実質国民総生産の成長率は、総労働時間の成長率を上回り、その羞は技術進歩や労働の質の向上によるものである。ローマーによって始められ、この10年間研究が盛んな内生的成長理論では、人的資本の蓄積と技術進歩を内生化することが、重要なテーマの一つとなっている。






2007-03-10 (土) 21:38:41 (3667d)