経済学者

「経済学者」についてのメモ。経済学者とは…
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経済学者 †

 「経済学の研究は、非常に高度な専門的資質を必要とするものではない。それは、知的見地からいって、哲学や純粋科学などのもっと高度の部門と比較すると、むしろ容易な問題だ、と言えるのではなかろうか。にもかかわらず、すぐれた経済学者、いな有能な経済学者すら、類いまれな存在である。やさしいにもかかわらず、これに抜きんでた人のきわめて乏しい学科!このバラドックスの説明は、おそらく、経済学の巨匠はもろもろの才能のまれにみる結合をもたなければならない、ということのうちに見いだされるであろう。経済学者は、ある程度まで、数学者であり、歴史家であり、哲学者でなければならない。彼は記号を理解し、しかも言葉で語り、特殊なものを一般的な形で考え、その思考の過程で、具体的なものにも抽象的なものにも触れなければならない。彼は未来の目的のために、過去に照らして現在を探求しなければならない。人間性や制度のどのような部分も、彼の関心外にあってはならない。彼は、その気質において、目的意識に富むと同時に、公平無私でなければならず、芸術家のように高く飛翔しうるとともに、しかもときには、政治家のように大地に接近していなければならない。」

―ケインズ「アルフレッド・マーシャル」『人物評伝』(東洋経済新報社)

【噴水台】長寿の経済学者

 しかし、さまざまな職業群の中で世界的に有名な経済学者らの寿命は意外と長い。終わりのない研究と世紀的な論争を起こして独創的な経済理論を発展させたノーベル経済学賞受賞者らは、さらに長い人生を生きており、最後の生を学問で燃やした点が特徴だ。 

 7月31日、90回目の誕生日を迎えたミルトン・フリードマン氏は、いまだにかくしゃくとしている。ブッシュ米大統領は、最近、同氏をホワイトハウスに招待、長寿を祝い、同氏が主唱してきた自由主義理論に賛辞を送るのも忘れなかった。

 今年76歳の米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン議長も、しわしわになったフリードマン氏の手を握り、同氏の健康を祈った。

 1988年、市場資源の効率的利用の理論でノーベル経済学賞を受けたフランスのM.アレ氏は、フリードマン氏より1歳多い91歳、また、経済学と法学を接続させて体系化した功労で1991年同じ賞を受けたロナルド・コーズ氏は92歳でまだ生存している。

 80代の受賞者も少なくない。ポール・サミュエルソン氏(米、87歳、1970年受賞)とローレンス・クライン氏(米、82歳、1980年受賞)、フランコ・モディリアーニ氏(米、84歳、1985年受賞)など6人がそうだ。

 彼らに比べると、現在70代である7人の受賞者らは、まだまだ中年であり、60代の6人は青春だと言っても良さそうだ。

 ノーベル経済学賞が作られた1969年以来、全体受賞者49人の中ですでに死亡した21人の平均年齢は83.7歳で、生存している28人の平均は73.5歳だ。

 ノーベル経済学賞受賞者らが長生きする特別な理由や秘訣を調べた結果はまだない。しかし彼らは各種の危機の後に隠れている経済現象を分析し、代案を作る熱情に囲まれていたのが共通点だ。

 3年後には90歳になるサミュエルソン氏は、今でも韓国経済の発展などについて限りない関心を持っているだけでなく、最近ではアルゼンチン元経済長官の救命運動にまで取りかかっている。

 90歳になったばかりのフリードマン氏は、1970年代、チリのデモ隊から「独裁を支持した自由主義のドンキホーテ」という汚名を着せられて以来、数多くの波乱を経験した。

 長生きする彼らは、一時、各国政府や統治者の経済諮問役または主要官吏職を務めたことはあるが、みな権力とは距離を置き、無駄な欲を張ったりしなかった。






2007-03-10 (土) 21:39:14 (3819d)