経常収支と生産力格差

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経済

経常収支と生産力格差

●「経常収支が生産力格差によるものである」という主張はなぜ違うか?

 個々の産業や企業において効率の高い部門は輸出を伸ばし、効率の低い部門では輸入圧力に屈するという見方は正しい。しかし、これを国民経済全体の議論に当てはめることはできない。
 いかなる分野においても生産技術が郡を抜いて高くとも、資本や労働力、さらには資源に限界がある以上、輸入に頼らざるをえない。

 国民所得(GNP)=民間消費(C)+民間投資(I)+政府支出(G)+輸出と海外からの所得(E)−輸入と海外への支出(X)

 ここで(E−X)から移転収支を無視すれば経常収支となる。よって、これを置きかえると、
経常収支=GNP−(C+I+G)

ここで、政府税収Tを考慮して置きかえると、

経常収支=(GNP−T−C)−T−(G−T)

(GNP−T)は民間の可処分所得であり、
(GNP−T−C)は民間貯蓄(S)である。
したがって、(S−I)は民間貯蓄投資差額となり、
(T−G)は政府貯蓄投資差額である。

経常収支=民間+政府

経常収支=国全体の貯蓄−国全体の投資
となり、一国の経常収支は、その国の貯蓄・投資構造によって決定される。

貯蓄・投資バランス、ISバランス
国際金融論






2007-03-10 (土) 21:39:18 (3760d)