光栄ある孤立

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光栄ある孤立 / 栄光ある孤立 †

  • 19世紀にイギリスがとった外交政策
  • 諸国との同盟を避け、もっぱら大英帝国建設に努力を集中するという外交政策をさす言葉。
  • 強大な工業力と海軍力が背景にあった。

9世紀末期ヨーロッパ諸国の勢力均衡に乗じてイギリスが保っていた孤立政策のこと。主としてソールズベリー(侯)によってとられた外交政策で,イギリスは三国同盟と露仏同盟の均衡と強大な海軍力への自信から,ヨーロッパ諸国と同盟や協商を結ばず,超然たる態度をとっていた。しかしアジア,アフリカでの国際的緊張の激化に伴い,1902年の日英同盟によって,この孤立政策を放棄した。→1-816 イギリス史,12-19 ソールズベリー

19世紀末のヨーロッパ大陸における三国同盟とロシア・フランス同盟との対立から超然とした立場をとるイギリスの非同盟外交政策をさす。このことばは、初め1896年のカナダ自治領議会での討議で使われて以後、本国の保守党政治家たちから好んで用いられた。それは、イギリスの優越する経済力や海軍力、さらには世界に広がる帝国の固い紐帯{ちゆうたい}に支えられた伝統的政策であり、「いかなる状況にも対応できる行動の自由」を確保するための選択であると論じられた。しかし、20世紀に入り、列強の対立激化とともに、孤立の危険が叫ばれ、ついに1902年の日英同盟、さらに04年のイギリス・フランス協商の締結によって、この政策は放棄された。






2007-03-10 (土) 21:39:54 (4828d)