公共財

「公共財」についてのメモ。公共財とは…
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public goods

公共財 †

 各個人が共同で消費し、対価を支払わない人を排除できず、ある人の消費によって他の人の消費が妨げられない財・サービス。通常、国など公共部門によって提供される公園・一般道路・消防・警察など。

  • 公共財の性質
    • 排除不可能性
      • 政府はある特定の人だけを対称として、限定して公共サービスを提供することはできない
    • 消費の非競合性
      • その社会に住む人なら誰でも、その公共サービスを享受することができる。また、ある人がその公共サービスを消費したからといって、他の人の消費量が減るわけでもない

「排除不可能性」と「非競合性」の2つの性質が成立する公共財を「純粋公共財」と呼ぶ。

A・スミスは、政府のなすべき仕事について、(1)国防、(2)司法行政、(3)公共事業と公共施設、をあげているが、これらはすべて民間部門では遂行しえない仕事である。国防・警察・司法・道路・公園などのように、その供給が政府によってしかなしえないか、あるいは、政府によって行うことが望ましいと社会的に判断される財(およびサービス)を「公共財」というのである。公共財に対立するものは「私的財」あるいは民間財である。一般に私的財は市場機構を通じて供給されるが、公共財には普通、市場価格は存在せず、受益者負担主義は妥当しない。公共財の規模の決定は、したがって、政治機構に委ねざるをえない。

私的財と比べた公共財の性質として、(1)等量消費性(あるいは非競合性)、(2)非排除性、(3)非選択性、といった要因が指摘されているが、政治機構を通じて適正な公共財の大きさをどのように決めるかのルールを明らかにすることが、公共財に関する最も重要な課題である。
もし人々が、公共財に対して認める重要性に応じて租税を支払う用意があるならば、公共財の大きさはこれを適正水準に決定できるであろうが、非排除性の性質により費用の負担を行わなくても人々は公共財の利益を享受できるので、いわゆる「ただ乗り」の問題が生ずることになる。

誘因非両立性






2008-07-24 (木) 15:39:18 (3377d)