構造主義

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(フランス)structuralisme

構造主義 †

 人間の社会的、文化的諸事象を可能ならしめている基底的な構造を研究しようとする立場。ソシュール以降の言語学理論を背景に、レヴィ=ストロースの人類学でこの方法が用いられて以来、言語学や人類学のほか、哲学・心理学・精神医学・数学など、主として人文・社会科学の領域で展開されている。

 実存主義流行の後にあらわれた現代の思潮。ソシュールの言語理論の影響のもとで諸現象を記号の体系としてとらえ、規則・関係などの構造分析を重視する。

 社会科学・人文科学において、個人主義的な要素主義に反対して、それらの要素を秩序づける構造の視点から諸現象を解明しようとする思想。それまで個々バラバラの形で理解されてきた行為の意味や歴史的変遷も構造の再生産の過程として理解されている。

はじめての構造主義

構造主義
実存主義が人間の主体性を重んじたのに対し,1970年代以降は人間の主体や実存を背後で規定する不変の「構造」に注目する構造主義が注目を浴びるようになった。「構造」の内容は思想家によって異なる。しかしサルトルの実存主義が個人の実存や主体性を強調するのに対して,構造主義の思想家たちは実存や主体が構造の効果として慈意的に生みだされてきたものにすぎないという側面に注目する点では一致している。これらの思想はサルトル批判をこえ,ヘーゲル以降の近代哲学を主体の哲学として批判する。
1980年代以降,構造主義にかわってポスト構造主義が主流となった。

1)レヴィ=ストロース
人類学者であったレヴィ=ストロースは,人々の思考や行動を規定する構造を未開民族の神話や親族体系(婚姻制度)の研究を通して明らかにした。サルトルと積極的に論争を展開し,構造主義の潮流を巻き起こした。主著に文字のない社会の思考様式の復権をめざした『野生の思考』(1962年)。

2フーコー

一つの時代を支配する認識構造(エピステーメー)を批判的に解明する系譜学(考古学)を確立し,人文諸科学を生み出した近代的な知や理性が,歴史的には狂気や病を暴力的に排除する権力と共謀関係にあることを歴史的資料の読解を通して明らかにした。また近代的主体も,日常生活のあらゆる領域に網の目のように張り巡らされた権力によって生み出されたものにすぎないとした(生産する権力)。






2007-03-10 (土) 21:40:15 (3701d)