日本資本主義分析において半封建的性格を強調し、労農派と論争した野呂栄太郎・山田盛太郎などをはじめ、服部之総・羽仁五郎らを中心とする社会科学者のグループ。「日本資本主義発達史講座」の編集・執筆を行なったことからこう呼ばれる。
昭和七年(一九三二)から翌年にかけて、野呂栄太郎の企画・指導のもとに刊行された「日本資本主義発達史講座」に執筆し、日本資本主義の半封建的性格を強調して労農派と論争を展開したマルクス主義理論家の集団。