「国体」とは「国会対策委員会」のこと。
国会対策委員会(略称国対)が国会運営における与・野党間のかけひきの中心になっている政治のあり様を表す言葉。国対は、国会法に明文規定のない非公式機関でありながら、55年体制下、特に野党の多党化が進んだ1960年代後半以降、重要法案の処理をめぐる与・野党間の折衝において中心的役割を果たすようになっていった。
議場での公式の論議によるのではなく、与野党の国会対策(国対)関係者を中心とした密室での話し合いによって国会が運営されるような政治形態をいう。