三国志

「三国志」についてのメモ。三国志とは…
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三国志 †

  • 中国の二十四史の一。魏・呉・蜀の三国の歴史を記した書。西晋の陳寿の撰。魏志三〇巻・呉志二〇巻・蜀志一五巻の六五巻からなる。
  • 魏志の「東夷伝倭人の条」(魏志倭人伝)は三世紀ごろの日本に関する重要な文献。

中国,三国時代の史実を記した正史。晋の陳寿撰。魏書30巻,蜀書15巻,呉書20巻の全65巻。表と志とはない。この書はもともと陳寿が私撰したもので,官撰の国史ではなかった。それだけに著者の史観や史才が制約を受けることなく発揮されている。陳寿の死後正史とされた。現行の『三国志』の刊本は南朝宋の裴松之の注がついていて,この注には『魏略』をはじめとする今日散逸した書物の記事が多く残っている。『魏志倭人伝』の日本に関する記述は,日本上代史研究に不可欠のものである。

三国志演義
ヨミ:サンゴクシエンギ
欧文つづり:San*guo*zhi yanyi
中国,口語章回小説。元末明初の羅貫中の作。120回。後漢末に魏,呉,蜀の3国が天下を争った史実をもとにした歴史小説。3国の英雄たちの物語は宋代に「説三分」と呼ばれ,都市の盛り場でそれだけを語る講談師がいたほど人気があり,元の至治年間にはその台本をまとめた『全相三国志平話』が出された。その系統をひく俗間の伝承を羅貫中が集大成し,正史『三国志』を参考にして史実に近づけ,小説としたもの。魏を正統王朝とする正史に対しその初代皇帝曹操を悪玉に仕立て上げ,民衆の感情であった蜀漢正統論に立って,武人の典型関羽,生一本な野人の張飛,深謀誠忠の人諸葛亮(孔明)などの活躍をいきいきと描いて広く愛読された。日本では天竜寺の僧が訳した『通俗三国志』(1689)をはじめ,全体または一部を素材とした翻案は多い。『三国志通俗演義』とも呼ばれ,『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』とともに四大奇書といわれる。






2007-03-10 (土) 21:41:15 (4579d)