産業構造変化

「産業構造変化」についてのメモ。産業構造変化とは…
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産業構造に変化をもたらす要因 †

 需要の所得弾力性と比較生産性の2つによって説明される。

  • 需要の所得弾力性
    • 需要の所得弾力性とは所得の伸びと比較して、特定の財・サービスに対する支出が大きいか、小さいかを測る尺度であり、この値が1.0を上回ったときには需要の所得弾力性が大きいといい、逆の場合は小さいという。したがって、需要の所得弾力性が大きい産業は経済発展に伴って産業構成の比重を高めていくことになる。需要の所得弾力性は一国経済の成長パターンと密接に関連しており、日本のように農業が比較優位を持たない場合にはエンゲル係数の低下が第一次産業の比重低下の決定的な要因となる。
  • 比較生産性
    • 産業構造は比較生産性の高い分野に移行していく傾向を有する。経済の発展過程では生産性の低い分野から生産性の高い分野に資源はつぎつぎと移動していき、このような経済的成果が国民所得を高めていくことになる。この一般的傾向を国際社会に当てはめると、経済発展段階の高い国は、常に、発展の遅れている国に対して生産性の高い分野に特化することになる。この生産性の高い分野がどのような産業特性を有するかについては、資源の賦存状況に依存することになるが、概して言えば、経済が高度に発展している国では、資本集約財や知識集約財がその中心になる傾向がある。





2007-03-10 (土) 21:41:22 (4244d)