社会脳仮説

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Social Brain Hypothesis;Machiavellian Intelligence Hypothesis
マキャヴェリ的知能仮説

社会脳仮説(マキャベリ的知能仮説) †

霊長類における脳の進化は、集団生活にともなう社会関係の認知の必要性によって促されたという考え。
脳は、小さいが大きな代謝を要するコストのかかる器官である。ヒトでいえば、脳は体重の2%にすぎないが約20%のエネルギーを消費する。このような高コストの器官が進化するには、それだけの見返りが必要である。霊長類の種間比較研究によると、新皮質のサイズと相関があった要因は、唯一、集団のグループサイズだけだった。大きな群れで生活する霊長類にとっては、群れ内の順位関係や親和関係をきちんと理解し、他者をうまく社会的に操作すること(マキャベリ的に振る舞うこと)が、生存や繁殖のうえできわめて重要である。さらに、相手が何を欲し、何をしようとしているかと心を読む試みは、相手も同じことをするので、手の読みあいになる。結果、知性の進化は、いっそう加速化したのだろう。






2008-07-09 (水) 07:19:44 (3574d)