終身刑

「終身刑」についてのメモ。終身刑とは…
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終身刑 †

執行停止状態をつくる †

 この法案は、即時の死刑廃止は掲げていないが、死刑廃止に向けた一里塚として、まず死刑執行停止の状態を作り出すことを第一の目的としている。また「死刑と無期懲役とのギャップが大きすぎる」「加害者の人権ばかりが主張され犯罪被害者の保護が十分でない」といった、死刑廃止派への批判にも耐えられる環境を整えていくことを優先している。このように同法案は死刑存置派をも説得可能な、現実的な法案である。

  • 同法案に対する批判
  1. 死刑廃止を掲げることなく終身刑を導入することは、重刑罰化そのものである、
  2. 終身刑は終生にわたり刑務所からの釈放の機会を与えないものであり、死刑より残虐である
  3. 一時的にせよ死刑執行を停止することは、立法権による司法権の侵害であり、憲法違反の疑いがある、等である。

これらの三点の批判に関し、簡略に反論

第一の重刑罰化の批判に関しては、上述のように現在の日本の刑法では、死刑と無期懲役(一〇年経過後に仮釈放が可能)のみがあって終身刑がない。そのため死刑との落差が大きく、裁判官も無期懲役を選択したくとも、苦渋の選択として死刑を言い渡すことがある。ここで終身刑を導入すれば死刑判決を回避する可能性が高まり、事実上の死刑判決の減少になる。このことは死刑廃止国の経験からも実証されている。
第二の、終身刑の残虐性については、現に死刑が存在する日本において、死刑に次いで重い刑罰は終身刑である。終身刑が残虐であるとするならば、その問題は、死刑廃止後において改善策を論じればよいのであって、それからでも遅くない(詳細は後述)。
第三の、死刑執行停止の憲法上の問題については、死刑執行の一時停止は、立法権による行政への抑制という高度の人権的価値の観点からのものであり、憲法の定める三権分立制に反するものではない。しかも、これは時限立法によって暫定的に死刑の執行を停止するものである。

麻原を死刑囚のまま刑務所で生涯過ごさせる †

終身刑とは限りなく死刑に近いもの †






2007-03-10 (土) 21:42:30 (4545d)