十字軍

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Crusades

十字軍 †

  • 従軍者が十字の記章をつけたことからの名
  • 11世紀末〜13世紀にかけて、聖地エルサレムをイスラム教徒から奪回するため、ヨーロッパのキリスト教徒による遠征軍。
  • 聖地エルサレム奪還を目的としたが、封建社会の隆盛による対外発展の機運が背景となる。1095年のクレルモンの公会議においてウルバヌス二世が提唱、翌年を第一回とし、遠征は数回にわたった。信仰上の動機や教皇権拡大の意図などのほか、やがて東方貿易の利益など種々の動機が絡むようになった。
  • 当初の目的は達成されなかったが、その影響は大きい。東方文化の移入などがもたらされ、西欧人の視野を拡大したほか、教皇権の失墜と騎士の没落、イタリア諸都市の興隆や市民階級の成長、貨幣経済の発展などは、中世封建社会崩壊のきっかけとなった。
  • 広義には、中世キリスト教徒が行なった、地中海諸地域をイスラム勢力から解放する戦いやアルビ派(カタリ派)の大虐殺と制圧、巡礼団による自発的遠征をもいう。
  • 原因
    • セルジューク=トルコによるイェルサレムを含む小アジア進出
  • 契機
    • セルジューク=トルコ進出に対する危機感をもったビザンツ帝国からの救援依頼
  • 背景
    • 十字軍の原因や契機がセルジューク=トルコに起因するのは間違いないが、その背景に成熟しきって外へ膨脹せねばならなかったという西欧社会に内在した契機があった(ほぼ同時期に、ドイツ東方植民運動とレコンキスタの進展があった)。
  • 経過
    • クレルモンの公会議でウルバヌス2世が提唱
  • 影響
    1. 教皇権衰退→教会革新運動
    2. 諸侯、騎士の没落と王権の伸長→中央集権国家の成立
    3. 商業都市、貨幣経済の発展による荘園の変質→荘園制の解体
    4. イスラム、ビザンツ文化の流入→ルネサンス
  • 第1回十字軍遠征
    • 聖地回復。エルサレム王国を建設
  • 第3回十字軍遠征
    • エジプトのアイユーブ朝王サラディンとの交戦。イギリス王リチャード1世、サラディンと講和
  • 第4回十字軍遠征
    • ヴェネチア商人の要請でコンスタンティノープル占領。ラテン帝国を建設
  • 第6・7回十字軍遠征
    • フランス王ルイ9世の指導で、エジプト、チュニスを攻撃(失敗)





2007-03-10 (土) 21:42:34 (4266d)