重商主義

「重商主義」についてのメモ。重商主義とは…
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mercantilism 重商主義

重商主義 †

  • 16世紀末から18世紀にかけて西ヨーロッパ諸国において支配的であった経済思想とそれに基づく政策。
  • 自国の輸出産業を保護育成し、貿易差額によって資本を蓄積して国富を増大させようとする近世国家の管理経済。
  • オランダ・フランス・イギリスなどが中心。イギリスのトマス=マンらが代表。フランスではコルベールによって推進された(コルベール主義)。
  • 取引差額主義
    • 1回ごとの取引で自国が黒字になるように監視
  • 貿易差額主義
    • 各期間ごとで自国が黒字になるように貿易額(とくに輸入)を規制
  • 輸出はその国に貨幣をもたらすが、輸入はもたらさない。したがって、輸出は好ましいが、輸入は好ましくないという考え。結果として、海外からの輸入については制限を設けるべきだという政策運営につながっていった。イギリスでは、穀物の輸入に制限を加えるべきだという、穀物法の扱いをめぐって政治的にも大きな対立がおきた。

重商主義:経済学史上の意義 †

 重商主義は差額貿易や国内産業保護といった政策を行った。これら一連の重商主義政策について論じることを通じて、当時の学者・知識人達(トマス・マンやスチュアートら)が経済の動きについて深く考えることとなった。スチュアートのように近代の経済の発展過程に対して鋭い洞察力を持った者もいた。
 さらに、重商主義政策批判を通じてケネーなどの重農主義学派の登場を促したことも重要である。その批判はスミスにも受け継がれた。






2008-07-24 (木) 16:22:24 (3311d)