列国議会同盟(IPU、本部=ジュネーブ)と国連女性の地位向上部(DAW)が三日発表した「二〇〇五年女性議員の世界地図」で、過去五年間に世界で女性の国会議員の割合が13・4%から15・7%に増加し、初めて15%を超えたことが分かりました。女性の地位委員会の第四十九回会合が開かれているニューヨークの国連本部で発表されました。
またIPUが今年二月末時点でまとめた百八十四カ国の下院に占める女性国会議員の比率ランクによると、一位はルワンダの48・8%で、二位のスウェーデンを3・5ポイント上回っています。日本の女性議員は7・1%で九十八位、主要八カ国(G8)では最低でした。
「世界地図」は、IPUが今年一月一日現在で各国の国会と政府閣僚のなかでの女性の数についてまとめた調査結果に基づいて作成されました。前回は二〇〇〇年に発表されました。
女性国会議員の割合(上位11カ国と主要8カ国)
順位 | 国名 | 下院(%) | 上院(%) |
1 | ルワンダ | 48.8 | 34.6 |
2 | スウェーデン | 45.3 | |
3 | ノルウェー | 38.2 | |
4 | フィンランド | 37.5 | |
5 | デンマーク | 36.9 | |
6 | オランダ | 36.7 | 29.3 |
7 | キューバ | 36.0 | |
〃 | スペイン | 36.0 | 23.2 |
8 | コスタリカ | 35.1 | |
9 | モザンビーク | 34.8 | |
10 | ベルギー | 34.7 | 38.0 |
13 | ドイツ | 32.8 | 18.8 |
34 | カナダ | 21.1 | 37.1 |
49 | 英国 | 18.1 | 17.8 |
59 | 米国 | 15.0 | 14.0 |
69 | フランス | 12.2 | 16.9 |
73 | イタリア | 11.5 | 8.1 |
84 | ロシア | 9.8 | 3.4 |
98 | 日本 | 7.11 | 3.6 |