新しい産業組織論

「新しい産業組織論」についてのメモ。新しい産業組織論とは…
HOME > 新しい産業組織論

new industrial organition theory /new IO /新しい産業組織論/新産業組織論

新しい産業組織論 †

1970年代以降,ハーバード学派でもシカゴ学派でもない第三の潮流,「新しい産業組織論」が誕生した。

 ゲーム理論数理経済学厚生経済学の手法を用いて、複占・寡占分析、企業の占領行動、コンテスタブル市場、製品差別に関する分析等を行う。

  • 伝統的産業組織論は、独占や完全競争を分析するのには長けていたが、寡占や不完全競争
    を分析するのは不得手だった。寡占や不完全競争の世界では、少数のプレイヤーの間の戦略的相互依存関係が重要になるので、この関係を分析するためにはゲーム理論を全面的に採用した新しい産業組織論が必要となった。
  • 戦略的相互依存性,すなわち自己の行動によって競争相手の行動や地位に制約を加えることを通じて,自己に有利な市場結果や市場構造を作り出すことを重視したゲーム理論的分析である。「ゲーム理論的産業組織論」と呼ばれることも多い。
  • 例えば,参入阻止の戦略的な価格理論,新しい研究開発のための戦略的な投資理論や情報の非対称性を考慮に入れた公的規制理論などがある。
  • 新しい産業組級論は理論と政策で過去20年間大きな影響力を持つに至り,中でも発展が著しいのは情報通信や電力のようなネットワーク産業である。ネットワーク産業における新しい産業組織論分析を特に「ネットワーク・エコノミクス」と呼ぶ。





2007-03-10 (土) 21:43:05 (3932d)