新制度派

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新制度派 †

  • 不確実な環境のもとでの合理的な個人の行動を理論化することから,制度の形成発展を解明しようとする現代経済学の潮流。
    • ウィリアムソン(O. E. Williamson)の取引費用論やサイモン(H. A. Simon)の有限合理性論,その他所有権アプローチや機構設計論など。
    • これに対比してヴェブレン(T. B. Veblen)に始まる制度派経済学派は旧制度主義と呼ばれる。

古典学派または新古典学派の伝統的経済学に対し、経済現象の決定における社会的・政治的な要因または経済組織の要因の重要性を強調する立場は、一九世紀末から二○世紀初頭にかけてアメリカのT・ヴェブレンを中心に「制度学派」とよばれる一つの学派を形成した。この学派は引き続きJ・R・コモンズ、W・C・ミッチェルらによって継承されたが、
第二次大戦後、制度学派はC・E・エアーズ、G・ミュルダール、J・K・ガルブレイス、G・コルムらによって新たな段階に入ったといわれる。この一九四五年以降の制度学派を「新制度学派」という。

  • 1993年のノーベル経済学賞を新制度学派でワシントン大学のダグラス・ノース教授が受賞したことにより、改めて制度学派への関心が高まっている。ヴェブレンの一連の著作から明白なように旧制度学派が分析の対象にしてきたのが「産業経済」であるのに対して、例えばガルブレイスの一連の著作から知られるように単に産業経済の問題だけではなく「脱工業経済」の問題が新制度学派の主要な研究対象である。1965年に「進化論的経済学会」(The Association of Evolutionary Economics)がアメリカにおいて設立されその機関誌 Journal of Economic Issuesが刊行されることにより、新制度学派は、確固たる学術的基礎づけを構築した。





2007-03-10 (土) 21:43:11 (3757d)