小渕首相の緊急入院で,自民党主流派幹部「5人組」により幹事長森喜朗が後任に選ばれ,森内閣が発足。しかし小渕首相が内閣法第9条で規定される首相臨時代理を指定しておらず,小渕首相の意向が確認できないまま官房長官青木幹雄が首相臨時代理として総辞職を行い,森内閣への政権継承手続きをとったため.森内閣は発足当初から正当性が問題とされ,支持率は低迷。そして「5人組」の1人が逮捕されたKSD事件や外務省機密費流用問題、森首相自身の度重なる失言や危機管理意識の低さなどで与党内部からも退陣を求める声が高まり,退陣。