ギリシア・ローマの古典研究によって普遍的教養を身につけるとともに、教会の権威や神中心の中世的世界観のような非人間的重圧から人間を解放し、人間性の再興をめざした精神運動。また、その立場。ルネサンス期にイタリアの商業都市の繁栄を背景にして興り、やがて全ヨーロッパに波及した。
ルネサンス期における、ギリシャ・ローマ・ヘブライの古典的教養を通して人間形成をはかる立場。ここから人間肯定の思想、教会を中心とした世界観から解き放たれた新しい普遍的人間像が生じた。
代表者は、イタリアのペトラルカ・ボッカチオ、オランダのエラスムス、フランスのビュデ・ラブレー、ドイツのフッテン、イギリスのトマス=モアら。
イタリアのフィチーノ、フランスのビュディ、ドイツのメランヒトン、
ヒューマニズム。ユマニスム。フマニスムス。人本主義。